こんにちは!
今回の担当はニッポン手仕事図鑑・ふたりごと文庫編集長の浅野有希です!
なんと!ファストコムのニッポン手仕事図鑑プロジェクトが、
経済産業省が公募を行っていた「伝統的工芸品産業支援補助金」に採択されることが決まりました。
「伝統的工芸品産業支援補助金」とはなに?
- 個々の産地での伝統的工芸品の「原材料を確保するための対策」事業
- 後継者になる若手の「創出育成」事業
- 観光などの「異なる分野や他の産地との連携」事業
- 国内に関わらず海外の「大消費地等での需要を開拓」することに対しての支援
かんたんにいうと経済産業省が伝統的工芸品産業を盛り上げたい人や会社を一般の人から募集し補助金をだします!
ということです!
今回採択されたプロジェクト
ニッポン手仕事図鑑は、今回【長野県にある7品目の国指定伝統工芸品の産地を支援する事業】をスタートすることになりました。
その伝統工芸品は以下の7品目です。
- 南木曽ろくろ細工
- 信州紬
- 木曽漆器
- 飯山仏壇
- 内山紙
- 信州打刃物
- 松本家具
具体的にはじめることは、産地ごとの映像を制作することです。
映像を産地のPRに活用してもらい、同じ映像をニッポン手仕事図鑑にも掲載します。
(楽しみにしていてくださいね!)
またニッポン手仕事図鑑内のオンラインマガジン「ふたりごと文庫」では取材をし、素敵な記事を掲載する予定でいます。
大学生の目線で想ったことを、そのまま記事にしますよ!
続いて後継者育成では、約2泊3日で工房体験することになりました。
内容は伝統工芸を学ぶ学生に、体験を通して将来を考えるひとつの機会として提供します。
それだけでなく、長期のインターンシップに繋げ、そして移住へつなげたいと考えているのです。
現在日本中どこでも、伝統工芸品の後継者問題が深刻なのは、どこも変わりがありません。
どの産業も大量生産の製品にどんどんおされており、漆器製品などの伝統工芸品の生産は著しく落ち込んでいっています。
地元の日経新聞に掲載いただきました!
今回採択されたプロジェクトを、地元の日本経済新聞に掲載していただきました。
なんと嬉しいことに「ふたりごと文庫」についても日経の紙面に!!
二年ほど前、個人的に長野県木曽へ漆器を見に行ったことがあります。
わたしは実際に職人さん方からお話を聞けました。
そして非常に大きな危機感を肌で感じたのです。
今回のファストコムの取り組みだけでは、伝統工芸の後継者不足を解決することはできないかもしれません。
けれどそんなことにはめげず、これからもニッポン手仕事図鑑は精一杯伝統工芸の活性化にむけて取り組んでまいります!
ファストコムの取り組みが少しでも伝統工芸を救えますように。
そして一人でも多くのかたが、幸せな笑顔に包まれますように。
株式会社ファストコムでは一緒に働く仲間を募集しています